こんな花が咲いています
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こんな花も咲いています
今、園内でこんな花が咲いています。
見ごろの花、ちょっとめずらしい花。いろいろとりまぜて。そんな花を、写真と、ささやかなコメントとともにご紹介しましょう。
咲いている花の数は、1、2輪ということもありますので、ご了解ください。 
更新年月日 令和 3年 4月14日
    ヒメシャガ(姫射干、姫著莪)
ヒメシャガ アヤメ科の多年草で、わが国の固有種です。北海道南西部から九州北部までの、やや乾いた林の中や岩上などに生育しています。
長さ10〜30cmの花茎の先に、2〜3個の淡い青紫色の花をつけます。花びらは6枚で、外側の3枚には白い模様と青紫色の脈、中央に 黄色のトサカ状の突起があります。近縁のシャガと似た花ですが、シャガより小型でやさしい感じの花なので、ヒメシャガの名がつきました。 シャガと違って夏緑性で、冬は葉が枯れます。
国のレッドデータブックでは準絶滅危惧種(当面、絶滅の危険は少ないが、今後の生育条件次第では危なくなるかも)ですが、地域によって様相が 異なっています。九州では絶滅の危機に瀕しており、とくに保護が必要とされています。
(山野草園で、2021. 4.12撮影)
    イカリソウ・ルブラム
イカリソウ・ルブラム メギ科の多年草です。ヨーロッパ産のエピメディウム・アルピナムとイカリソウとの交配で生まれた園芸種です。
開花期は4〜5月。紅色のガク片と白色のコントラストが大変きれいです。とくに花を下から見ると、赤をバックに十字架のようにも見えます。
(山野草園で、2021. 4.12撮影)
    シラン(紫蘭)
シラン ラン科の多年草です。本州中部以西、四国、九州の日当たりのいい草地、湿原などに自生しています。大変強健な花で、群生して生えている様子は 美しく見るものを感動させます。
茎の先端に6〜7個、ラン科の花らしい特徴のある赤紫色の花をつけます。白い花のシランもあります。先のとがった細長い葉が4〜5枚、根元の方で 鞘状に茎を抱きこんでいます。
シランの偽球茎(球状の地下茎)は白及(びゃっきゅう)という名の生薬として利用されています。胃カタルや胃潰瘍の止血には、乾燥品を煎じて 飲用します。乾燥品の粉末を油や水で練って塗ると、止血、あかぎれ、ひびに薬効があるとされています。
別名をベニラン(紅蘭)ともいいます。
(古池近くの遊歩道わきで、2021. 4.12撮影)
    アマドコロ(甘野老)
アマドコロ 日本の各地に分布するユリ科の多年草です。地下茎がヤマイモの一種のトコロ(野老)に似ていて、トコロが苦いのに対してこちらは甘いので、 この名前がついたようです。
葉腋に1〜3個(2個であることが多い)の釣鐘形の花をつけます。花色は白で先端が緑がかっています。
根茎を乾燥させたものは「玉竹」または「いずい」という生薬となります。ただし、民間薬で日本薬局方にも漢方薬にも登録されていません。
同じユリ科のナルコユリと花姿が大変よく似ています。ナルコユリが葉腋に3〜5個の花をつけること。またナルコユリの茎の断面が丸いのに対して、 アマドコロは角ばっているところで見分けることができます。
(山野草園で、2010. 4.14撮影)
    ヒョウタンボク(瓢箪木)
ヒョウタンボク スイカズラ科の落葉低木で、樹高は1〜1.5mくらいです。北海道南西部、東北地方や日本海側の地域に分布しているとされています。
4〜5月ころ枝の上部の葉腋に、2個ずつならんで花をつけます。花冠は深く五つに裂け放射状に伸びています。花色は咲き始めは白色で後に黄色に 変化します。一本の木で白と黄色の花が混じることから、キンギンボク(金銀木)の別名があります。
夏前に鮮やかな赤い実を2個合着させてつけます。この姿が瓢箪に似ているのでヒョウタンボクの名がつきました。ただし、この実は嘔吐、下痢、痙攣、 昏睡などを引き起こす毒を含んでいるので、絶対に食べてはいけません。ドクブツ、ヨメコロシの別名があるのもこのためです。
(芝生広場横の木立の中で、2021. 4.12撮影)
    カンアオイ(寒葵)
カンアオイ 日本原産のウマノスズクサ科の常緑多年草です。その名前は葉が葵に似ていて、冬場でも枯れないことからきています。
茎は地表または浅く地中を這い、葉は茎から数枚出し多くは白い斑紋があります。左の写真のように葉に隠れるように、地表かやや土に埋もれて、 暗紫色のつぼ状の花をつけます。ただし、花びららしきものはガクです。
多くは冬に開花し、また葉の影に咲くので、いまだどの生き物が花粉媒介をしているのか確定していません。
成長速度がきわめて遅く、結実しても種子の散布範囲がかぎられています。このため自生範囲が広がりにくく、地方によってさまざまな 変種があります。日本全体では50〜60種ともいわれ、これらを集めるマニアもいます。
すべての面で風変わりで、ちょっと気味の悪い花ですね。ギフチョウ(岐阜蝶)の幼虫が食べる花としても知られています。
(山野草園で、2010. 4.10撮影)
    ヤマボウシ(山法師)
ヤマボウシ ミズキ科の落葉高木で、本州から九州まで広く自生しています。長崎県の雲仙では、開花時には全山を白で染めるような、ヤマボウシの群落が あるそうです。
4枚の花びらに見えるものは実は総苞(花を包む葉の変形したもの)です。その中心に球状の花序があって、20〜30コの小さな花の集まりです。 初夏に開花し、花びらは4枚、花の色は淡い黄緑色です。
秋になると赤いイチゴに似た実がなります。私も食べたことがありますが、甘くておいしいですよ。
中央の花序を僧の頭、総苞を白い頭巾に見立てて、山法師(比叡山延暦寺の僧徒)に似ていることから、その名がついたとされます。
別名を山桑(やまぐわ)といいますが、実の表面が桑の実
のようにゴツゴツしていることからきています。
ハナミズキ(花水木)の仲間で、一見大変よく似た花です。しかし、ヤマボウシの総苞(花びららしき部分)の先がとがっているのに対して、 ハナミズキは総苞は先端がむしろ切れ込んでいます。またハナミズキは葉が出る前に咲きますが、ヤマボウシの開花は葉が出た後です。
当公園を運営する直方市の「市の花」でもあります。
(入口花壇の横で、2009. 5. 6撮影)
    ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ)
ヒトツバタゴ 中国福建省原産のモクセイ科の落葉高木です。ごく限られた地域にしか生育しない希少な植物で、国内では長崎県対馬北端、岐阜県の木曽川流域、愛知県の 一部のみに自生しています。これらの自生地は国の天然記念物に指定されています。
5月ころ、枝先に円錐状に集散花序を出し、花びらが深く4烈した細長い純白の花をつけます。その満開のときには、木全体が雪をかぶったように真っ白に なります。壮観であり、また時ならぬ雪景色のような珍しい光景に、「あれはなんというものか?」とたずねたところから、別名の「ナンジャモンジャノキ」 がついたといわれています。
野球のバットの材料にもなるトネリコ(タゴともいう)という木に似ているが、トネリコと違って托葉(葉柄に出る小さ
な葉)がない単葉(ひとつ葉)なので、ヒトツバタゴと命名されました。
対馬の最北端、上対馬町鰐浦の入り江を囲む斜面は、ヒトツバタゴの日本最大の自生地です。満開の季節ともなると、静かな海面が真っ白に照らし出される ことから、ウミテラシ(海照らし)という、なんとも風流な名前がつけられています。
また、材が固く鉈(なた)も折れてしまうほどなので、ナタオラシと呼ぶこともあります。
もみじ橋や大花壇の横にも同じ木があります。
(もみじ橋のたもとで、2021. 4.12撮影)
    ヤマブキ(山吹)
ヤマブキ ヤマブキ
バラ科の落葉低木。北海道から九州にまでの明るい林の木陰などに群生しています。古くから日本人に愛されてきた花で、万葉集にも17首、詠まれて います。
細くてしなやかな枝に花をつけますが、風に吹かれて枝が揺れる様子から、「山振」→「山吹」の名前になったともいわれます。また別説には、山に 自生して花の色が蕗(ふき)に似ているから、というのもあります。
4月から5月ころ鮮やかな黄色の花を咲かせます。山吹色とは黄金色のことですが、江戸時代には、山吹色が小判の代名詞だったことは どなたもご存知でしょう。
ヤマブキの花には一重と八重とがあります。一重の花は5弁で結実しますが、八重の方には実はなりません。これで思い出すのが太田道潅の 山吹伝説です。

  七重八重花は咲けども山吹の 実のひとつだになきぞ悲しき  兼明親王(後拾遺和歌集)

道潅が突然の雨に蓑を借りに立ち寄った農家で、娘が八重山吹の花を差し出し、実の(蓑)ひとつもないことを、この歌に託して詫びたといいます。
白い4弁のシロヤマブキというのもありますが、これは別属の花です。幼いですが山野草園に向かう右手の勾配に1本植えられています。  
(一重の花は山野草園で、八重咲きは茶店の下の遊歩道わきで、2021. 4. 6撮影)
    シロヤマブキ(白山吹)
シロヤマブキ バラ科の落葉低木。朝鮮半島から中国大陸に自生する樹木で、日本では岡山県にまれに見られるそうです。当公園のシロヤマブキは、もちろん園芸種で 幼い木です。
4〜5月ころ、白い4弁の花を咲かせ、種子も四つできます。ただ残念なことに、花の寿命が短く、数日のうちに落ちてしまいます。
一見したところ、白花のヤマブキに見えます。しかし、バラ科ヤマブキ属のヤマブキに対し、シロヤマブキはシロヤマブキ属に属し、まったく 別属の植物です。
シロヤマブキの花弁数が4枚ですが、ヤマブキは5枚。また葉のつき方もシロヤマブキは対生(1節に2枚)なのに対し、ヤマブキは互生(1節に1枚) です。
(山野草園への遊歩道右手の坂で、2021. 4. 6撮影)
    キモクレン(黄木蓮)
キモクレン モクレン科の落葉高木。カナダからアメリカにいたる北アメリカの東部地域が原産です。
ハクモクレンやモクレン(紫色のモクレン)が咲き終わった5〜6月ころ、葉の展開とともに花を咲かせます。つぼみは緑色で花が開くにつれて、 だんだん黄色に変化していきます。
昨年は4月下旬になって咲きましたが、今年はずいぶん早いですね。
(もみじ橋のたもとで、2021. 4. 6撮影)
    ガマズミ
ガマズミ スイカズラ科の落葉低木。日本全国の山地の日当たりのいい林や草原に生えています。
5〜6月ころ、枝先に散房花序を作り、白い小さな花をたくさん咲かせます。花の直径は5mmくらい、先が5裂しています。
果実は9〜10月ころに赤く色づき、初冬になると熟して甘くなり食べられます。果実酒としても利用されます。
(茶店山野草園入口で、2021. 4. 6撮影)
    ヤブデマリ(藪手毬)
ヤブデマリ スイカズラ科の落葉低木。本州の関東地方以西、四国、九州の山地の川沿いに多く分布しています。
5〜6月ころ、手毬状の花序を出して花をつけます。その中心部に直径が4mm前後の小さな5弁の白い花を咲かせます。それらを取り囲むように、 花弁が5枚の大きな装飾花があります。しかし、そのうちの1〜2枚の花弁が極端に小さいので、チョット見には3〜4枚に見え大きさも不ぞろいなのが この花の特徴です。
中心部の花は結実する両性花ですが、周囲の装飾花は実ができません。
花自体は一見ガクアジサイに似ていますが、花序がまとまって多くつくのがヤブデマリです。
ヤブデマリを改良した園芸種にオオデマリがあります。
(茶店に向かう遊歩道そばで、2021. 4. 6撮影)
    フジ(藤)
フジ マメ科の落葉つる性本木。わが国の固有種で、古代から日本で愛されてきた花木のひとつです。われわれが一般的に親しんでいるフジは、ノダフジと呼ばれる もので、大阪・福島区野田が発祥の地とされています。
4〜5月ころ、30〜90cmくらいの総状花序を出し、紫色または淡い紫色の花を多数咲かせます。花は基部から咲いていきます。
よく目にするフジとして、ほかにヤマフジがあります。こちらは花序の長さが10〜20cmしかありません。ノダフジとヤマフジの大きな違いはつるの 巻き方です。つるが伸びていく側から見て、ノダフジは右巻き、ヤマフジは左巻きです。
(茶店近くの藤棚、2021. 4. 6撮影)
    オオデマリ(大手毬)
オオデマリ スイカズラ科の落葉低木。日本に自生するヤブデマリを母種とする園芸品種です。
5月ころ緑色ががった白い花を咲かせます。その花がたくさん集まり手毬のような丸い形になります。 その直径は10cmくらい、大きいものでは20cmにもなります。
ひとつひとつの花はオシベ、メシベが退化した装飾花(飾り花)で、実をつけることはありません。ちなみに元になったヤブデマリの花は、 ガクアジサイのように、周辺が飾り花で中央には両性花があって結実します。
別名は、花姿のとおり、テマリバナ(手毬花)とも呼ばれるようです。
(芝生広場のフェンス際で、2021. 4. 6撮影)
    タイツリソウ(鯛吊り草)
タイツリソウ ケシ科の多年草。中国、朝鮮半島あたりの原産で、室町時代ころにわが国に渡来したといわれます。
花の形を華鬘(けまん・・・仏殿に使う壁掛け状の装飾品)に見立てて、ケマンソウの別名があります。そんな仏具には縁遠い我々には、 タイツリソウの方が、言い得て妙という感じで親しみが持てます。1本のサオでこれだけ鯛が釣れたら笑いが止まりませんね。 白花のものもありますが、やはりタイツリソウといいます。
梅雨明けのころには地上部は枯れて、翌年に備えて長い休眠に入ります。
(茶店上の木立の中で、2021. 3.30撮影)
    ウコンザクラ(鬱金桜)
ウコンザクラ バラ科の落葉高木。オオシマザクラを母種として作出された園芸品種です。
淡い黄緑色の八重咲きの花を咲かせるちょっとめずらしいサクラで、はなやかなソメイヨシノなどとは違った清楚な印象を 受けます。
鬱金(ウコン)は薬用、染料用として栽培される多年草ですが、その根から作った染料で染めた色に花色が似ているので この名があります。もっともこのサクラ、花びらの色がだんだんピンク色がかってきます。
ヤエザクラやこのサクラが咲くと、今年のサクラもそろそろ終わりです。
(山野草園の手前、右側の坂で、2021. 3.30撮影)
    アジュガ
アジュガ 北ヨーロッパ原産のシソ科の多年草ですが、園芸品種です。日本固有の野生種のジュウニヒトエによく似ているのでこの名があります。。
株元から地表に走出枝(ランナー)を伸ばし、その先や節につく小苗で増えていき地面を覆います。雑草よけにもなる格好のグランドカバーといえます。
株ごとに20cmくらいの花穂を直立させ、4月ころ青紫色の唇形の花をつけます。
別名はいろいろあります。セイヨウジュウニヒトエ、花の形がキランソウそっくりなのでセイヨウキランソウ。 ツルジュウニヒトエはつる(ランナー)で増えていくからでしょう。
(山野草園で、2021. 3.30撮影)
    ボタン(牡丹)
ボタン ボタン科の落葉小低木です。以前はキンポウゲ科に分類されていましたが、オシベや花床の形の違いから、今ではシャクヤクとともにボタン科として 独立しています。
原産地は中国。仏教伝来のころ薬用として渡来し、聖武天皇が奈良の都に植えさせたとの記録があります。平安時代以降、観賞用として栽培されるように なりました。
従来は種からの栽培しかできず高価な花でしたが、戦後になってシャクヤクを台木とした接木が考案され急速に普及しました。
写真の花は2季咲きの品種で、大花壇近くのボタン園のボタンの開花はもうちょっと後です。
美人を形容して、「立てばシャクヤク座ればボタン、歩く姿がユリの花」といいます。ボタンの花は、大型で八重咲
き・獅子咲きなど咲き方も多数、 花色も白・桃・紅など多彩です。まさに豪華絢爛、別名の百花の王にふさわしい花といえます。
別名は他にも多くあって、名取草、二十日草、深見草などとも呼ばれます。
根皮を乾燥したものは、婦人科疾患・鎮痛・解熱などの薬効がある牡丹皮(ぼたんぴ)という生薬となります。ただし、園芸用のボタンはシャクヤクの 台木に接木されたものなので、薬用としては使われません。
(水車横の遊歩道わきで、2021. 3.30撮影)
    キエビネ(黄海老根)
キエビネ エビネはラン科の多年草、わが国原産の種です。名前の由来は、地中にある球状の偽鱗茎が横に連なる様子が、海老(えび)に似ていることからきています。 かつては広く分布していましたが、乱獲などによって、今では絶滅が心配されている花です。
エビネのうち、キエビネと呼ばれるものは名前のとおり、花びらが鮮やかな黄色であり、萼片も黄色味が強い。エビネよりも花茎も花びらも、ひとまわり 大型の花です。こちらはやや暖地性で本州南岸から四国、九州の樹林の下に生えています。
(山野草園の中で、2021. 3.30撮影)
    ヤマシャクヤク(山芍薬)
ヤマシャクヤク ボタン科の多年草。関東以西の本州、四国、九州、朝鮮半島に自生しています。
開花期は5月ころから。茎の先端に1コだけ、4〜5cmの白色の花を上向きにつけます。花は完全には平開しないのが普通です。文字どおり、 花の命は短くて、数日間で散ってしまいます。
派手な印象の園芸種のシャクヤクとくらべて、ヤマシャクヤクの花は清楚な感じです。しかし、10月ころ結実する実は、赤い未成熟の種子と 濃い青紫色の種子が混在して派手です。見ようによってはグロテスクといえるかもしれません。
名前の由来は、シャクヤクに似ていて山地に自生しているからです。
(茶店上の木立の中で、2021. 3.30撮影)
    トキワマンサク(常盤満作)
トキワマンサク マンサク科の常緑小高木です。原産は中国からインドにかけての地方で、わが国では静岡県、三重県、熊本県の一部に自生しています。
開花時期は5〜6月。細長いひも状の花びらの花を一箇所から数輪咲かせます。満開時には枝全体を覆うように咲き、大変鮮やかです。花色は白。
(入口近くで、2021. 3.23撮影)
    ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作木)
ベニバナトキワマンサク 中国が原産のマンサク科の常緑小高木。
クリーム色の花を咲かせるトキワマンサクに対して、こちらは赤色やピンクの花が咲くトキワマンサクの変種です。4〜5月ころ、マンサク科の 特徴どおりリボン状の花弁の花を咲かせます。ひとつの花の花弁の数は4枚ですが、枝先にたくさん花をつけるので、一見、花びらの多い花に見えます。
マンサク(マンサク科マンサク属)は落葉樹ですが、トキワマンサクは名前のとおり常緑で、トキワマンサク属に属しています。
常緑であることに加え刈り込みにも強いので、生垣にもよく使われるようです。
(もみじ橋のたもとで、2021. 3.16撮影)
    シャガ(射干)
シャガ アヤメ科の多年草、本州、四国、九州に分布しています。このシャガという花、3倍体とかで種子ができず、また球根も作りません。増やす には株分けが唯一の方法です。分身が繁殖するわけで、日本に存在するシャガはすべて、一番の祖先と同じ遺伝子を引き継いでいるそうです。 このあたりの事情は、ソメイヨシノと似ています。
アヤメ科の花らしく、花もアヤメにそっくりです。内側、外側各々3枚の花びらがあり、外側の花びらには黄色と青紫色のきれいな模様があります。 大変愛らしい花ですが残念なことに、朝咲いて夕方しぼむ一日花です。そんな外見とは裏腹に生命力の強い花で、地下茎をつぎつぎと伸ばして、群落を 作っていきます。
シャガの漢字名には射干を当てますが、本来の射干は
ヒオウギのことです。扇状に広がるシャガの葉の様子が、ヒオウギのそれと似ているので、誰かがまちがって射干の字をつかったものと思われています。 俳句の世界では「著莪」を使うようです。
(水車の一段下の遊歩道わきで、2021. 3.16撮影)
    キバナイカリソウ(黄花錨草)
キバナイカリソウ メギ科の多年草。いわゆるイカリソウは花弁が赤紫色ですが、本種は花弁が淡黄色。4本ある距(ガクや花冠の一部が鳥の蹴爪状に飛び出したもの)が、 船の錨のように見えることからこの名前がある。
萼(ガク)は8枚だが外側の4枚は早く落ちる。内側のガクは花弁と重なり合っている。錨型の距といい、複雑な形をした花です。
イカリソウは、葉の枝が3本に分かれ、各々にまた3枚の葉がつくことから、サンシクヨウソウ(三枝九葉草)の別名があります。
薬草としても知られ、滋養強壮、神経衰弱、健忘症などに効能があるとされています。
(山野草園で、2010. 3.22撮影)
    シャクナゲ(石楠花)
シャクナゲ ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の植物の総称です。常緑低木。原産地は日本、中国、ヒマラヤ地方です。
日本の野生シャクナゲは、北海道から南は屋久島までの日本全域、かつ高山帯から里山近くまでの広範囲の地域に分布しています。種類も多く、 ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、アズマシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲなどがあります。 現在では品芸品種も多く、身近な花として私たちを楽しませてくれています。サクラに続くように咲く花は花色も美しく華やかです。
欧米で育成された園芸品種を総称して「西洋シャクナゲ」と呼んでいますが、日本原産のシャクナゲにくらべると、花が大きく色もカラフルです。
(芝生広場、東屋近くにて、2021. 3. 9撮影)
    クリスマスローズ
クリスマスローズ ハナズオウ科の多年草、原産地はヨーロッパからアジアにかけて。寒さに強く、クリスマスのころから2,3月まで、バラのような花をつけることから 、その名がついたといわれます。
ただし原産地のヨーロッパでは、クリスマスのころから咲くニゲル種のみをクリスマスローズと呼び、3月ころ咲く遅咲き種はレンテンローズと区別して いるようです。
日本には明治初期に渡来したそうですが、厳寒の大地に雪の重さをはねのけるように咲くことから、「雪起こし」の別名があります。
花びらに見えるのは実は「がく片」で、本来の花びらは退化して蜜の出る蜜管になっています。
(茶店上の木立の中で、2021. 2. 9撮影)
    ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
ウンナンオウバイ キブシ科の落葉低木で、北海道から九州、奄美諸島まで広く分布しています。葉にさきがけて10cmくらいの花穂が垂れ下がり、これには淡黄色の花を つけます。果実を五倍子(ふし)の代用として黒色の染料に使うことからこの名前がつきました。
雌雄異株ですが、雌雄の区別は花の内部を見るとわかります。雌花はオシベが見えないくらい短く退化しています。メシベは雄花にくらべ、子房も大きく 発達しています。実がなるのは雌花です。雄花はオシベ、メシベともほぼ同じ大きさに見えます。
別名をマメフジ(豆藤)といい、関東地方ではキフジ(黄藤)とも呼ぶようです。
(山野草園で、2021. 2. 2撮影)
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